2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
『リーシーの物語(上・下)』 スティーヴン・キング ☆★ いやーびっくりした。何だこのひとつも面白くない小説は。キング最愛の自作ということで前からずっと読みたいと思い続け、分厚い上下二巻のハードカバーを買おうかと何度か思ったが我慢し、ようやく文…
『鍵』 市川崑監督 ☆☆☆☆ 市川崑監督の『鍵』を初見。原作は谷崎潤一郎だが、私は未読である。どうやら肝心の「鍵」の意味が原作から変えてあるらしく、それが原作ファンには不評のようだ。が、それを知らないで観た私にとっては、充分に面白かった。 かなり…
『ナオミとカナコ』 奥田英朗 ☆☆☆★ しばらく読んでいなかった奥田英朗だが、アマゾンの紹介文が面白そうだったので購入。週末でイッキ読みした。悪くないと思う。深みには欠けるが、ページターナーぶりは充分だ。 ジャンルでいうと倒叙推理ということになる…
『Discovered Again』 Dave Grusin ☆☆☆☆☆ iTuneストアでデイヴ・グルーシンで検索したら出てきたので買ったアルバム。なんだか企画ものっぽいタイトルにあまり期待していなかったが、これが実に良い。名作『One of a Kind』『Mountain Dance』にまったくひけ…
『アムステルダム』 イアン・マキューアン ☆☆☆☆★ 再読。私が最初に読んだマキューアンの小説がこれだった。ブッカー賞受賞作品である。非常に奇妙な感触の小説で、私はこれに似た小説をちょっと他に思いつかない。一読、マキューアンという作家に大注目する…
『Live At the Orpheum』 King Crimson ☆☆☆☆★ いやーびっくりした。キング・クリムゾンのニュー・ラインナップがいつの間にか始動していた。しかもこれが度肝抜く編成で、なんと、7人のメンバー中ドラムが3人。ドラムが3人である。なんで3人もドラムが必要な…
『告訴せず』 松本清張 ☆☆☆★ 久しぶりに松本清張を読みたくなって購入。タイトルがいい。青島幸男主演で映画化もされていて前から観てみたいと思っているのだが、DVDが絶版で入手できない。 選挙資金の裏金を盗んで逃げる男の話ということだったが、実際読ん…
『男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』 山田洋次監督 ☆☆ 通して観るのは初めての『寅次郎恋愛塾』。評判があまり良くないのでこれまで手を出さなかったのだが、やはりダメだった。『男はつらいよ』シリーズにもこんなハズレがあるんだなあ、というのが正直な感想。 …
(前回からの続き) その後調査となり、弁護士チームと検事チームが交互に証人と会って話を聞くという流れが続く。Amazonのカスタマーレビューなどを見るとこの第二部がだれるという声が多いようだが、確かに第一部「事件」と比べるとリーダビリティは落ちる…
『ソロモンの偽証(1~6)』 宮部みゆき ☆☆☆☆☆ マンハッタンの紀伊国屋で文庫が平積みになっているのを見て購入。中学生が裁判をやる話と聞いていたので、そのリスキーな設定に「もしかしたらハズレかも」と思いつつ買ったが、杞憂に終わった。『楽園』『名…
『Crosswinds』 Billy Cobham ☆☆☆☆☆ マハヴィシュヌ・オーケストラにハマり、ビリー・コブハムのドラムがあまりに気持ちよいのでソロ・アルバムにも手を伸ばした。初期の三作『Spectrum』『Crosswinds』『Total Eclipse』を聴いたが、どれも甲乙つけがたい充…
『僕はマゼランと旅した』 スチュアート・ダイベック ☆☆☆☆★ 再読して大幅に評価が上がったので、初めての試みだが、以前レビューを書いた作品を再び取り上げたいと思う。以前のレビューはこちらです。感想がどう変わったか見てもらうと面白いかも知れないし…
『ゴーン・ガール』 ギリアン・フリン ☆☆☆☆ NYタイムズのベストセラーリストNo.1となったミステリであり、言うまでもなく映画『ゴーン・ガール』の原作である。映画がとても面白かったので原作本を入手した。当然ながら基本的に映画と同じストーリーだが、思…
『Up』 ピート・ドクター監督 ☆☆☆★ ピクサーのCGアニメを英語版のDVDで鑑賞。邦題は『カールじいさんの空飛ぶ家』。CGアニメというものをじっくり観たのは初めてだったが、あまり違和感なく、セルアニメと大して違わない感覚で観れたと思う。ただし、部分的…